かいや 煮貝 あわび 鮑 山梨 甲州 名産 伝統 贈答

2024年 社長「年頭所感」

新年 明けましておめでとうございます。

日頃より「鮑の煮貝」をはじめ、かいやの製品をご愛顧頂き 誠にありがとうございます。

昨年を振り返りますと、世界情勢は ロシアによるウクライナ侵攻に加え、イスラエル・ハマス戦争。国内では、円安が進み、エネルギーから食料品まで 度重なる”値上げ”が生活を圧迫。といった激動の一年でした。私共が携わる「水産業界」では、不変的な 海水温の上昇による不漁と価格上昇に加え、8月の「原発処理水の海洋放出開始」が大きな出来事でした。
一方で明るい話題では、コロナウィルスがようやく沈静化。5月には「5類」に引き下げられ あらゆる面で人流が活発化されました。

 

今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」です。「甲」・・・十干の最初であり、種子が芽吹くごとく 生命や物事の始まりを意味する。
「辰」・・・十二支の中で唯一の架空の生き物 ”龍” 。水や海の神として祀られており、「昇り龍」の言葉の通り伸び行く様をイメージさせる。つまり「甲辰」は それまでの取組みや行動が、大きく躍進する年と言えます。

 

さて我が社ですが、昨年は原材料・経費高騰に加え、人員不足の厳しい経営環境の中「生産性向上・効率化推進」と「販路拡大に向けての商品開発」の基盤を作った一年でした。
大きな設備投資として、5月に最新型自動機への入れ替えを行い省人化。またコンテナ冷凍庫の購入(11月)や、在庫管理システム一部導入(9月)なども、作業改善や効率化に寄与しています。
商品開発では、3月に既存商品のリニューアル含め、「スタンディングパウチシリーズ6品」を発売。6月には おつまみ品の「乾燥ホッキ貝」を10gサイズに一本化し拡販。さらに、11月、スーパーオギノ様のプライベートブランドを共同開発し、「贅沢な鮑だしめんつゆ」を発売しました。新たな販路として、スーパー様などの量販店やコンビニエンスストア様との取組みが広がりました。

 

「甲辰」の2024年、厳しい環境は続きますが、勝ち抜く企業として下記を重点テーマに取組みます。

1、日配化・惣菜化の飛躍的拡大・・・ここ数年の取組みで、乾燥おつまみ類も含め方向性が確立しつつある。今期はさらなる商品開発で量販店・コンビニ向け商品を定着させる。

2、ブランドイメージの見直し・・・「あわびのプロ」として、製品のブラッシュアップは勿論、パッケージも含め「かいやのブランドイメージ」を高めていく。

3、作業の省力化推進・・・昨年導入の「自動計量・真空包装機」のさらなる活用に加え、2024年問題対応として原材料・製品物流の省人化に着手する。

4、製品管理の強化・・・昨年導入の「在庫アラート機能」などの精度をあげるべく、製品アイテム数の削減により売れ筋拡販と欠品防止に努める。

5、人員確保と戦力化・・・継続案件ながら、中期的な視野のもと、新たなるリーダー体制の確立。及び、新規社員採用と教育を最重点課題として実践する。

上記以外にも、設備投資では「おつまみ系」製造什器増設や、クリーンルームの改築なども視野に、安心・安全な商品を提供して参ります。

 

昨年は、いろんな面で メジャーリーガー大谷 翔平選手の話題で持ち切りでした。昨年末に受講したセミナーで、メジャーリーグが長年に渡って人気を誇っているのは ”圧倒的にアマチュアとの違いを確立した”からだそうです。私共も、「鮑」「貝類」のプロとして、その製法と技術で お客様の圧倒的支持を得たいと考えます。

今年の一字は「躍」。コロナも沈静化したこれから、「躍進」し「飛躍」すべく「躍動」して参ります。

今年も皆さまのご多幸をお祈りしますとともに、かいや をご愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。

 

株式会社 かいや

代表取締役社長  中村 敏

あわびの煮貝 かいや 中村社長

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