かいや 煮貝 あわび 鮑 山梨 甲州 名産 伝統 贈答

2023年 社長「年頭所感」

新年 明けましておめでとうございます。

日頃より「鮑の煮貝」をはじめ、かいやの製品をご愛顧頂き誠にありがとうございます。

昨年は、終息しないコロナウィルスに加え、ロシアによるウクライナ侵攻が、世界を大きく揺るがしました。また、それを発端とした原油価格の大幅な上昇と、電力不足。加えて円安の加速により、食料品を主体にあらゆる物の価格が上昇しました。
そんな厳しい1年でしたが、コロナウィルスについては「With コロナ」が定着し、新たな生活スタイルが始まった年と言えます。

 

今年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。「癸」・・・十干の最後であり、冬が終わり春間近、つぼみが花開く直前の状態。
「卯」・・・うさぎの様に跳ねあがる。何かをするには縁起が良く、希望にあふれ、景気回復・好転する。つまり「癸卯」は これまでの努力が実を結び、勢い良く成長し飛躍する年!と言えます。

 

我が社の昨年は、これからの新たな世の中に対応すべく取組んだ一年と言えます。SDGsが叫ばれる中、7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の観点では11月より本社屋上に、太陽光発電システムを導入しました。また12「つくる責任・使う責任」では、食品製造工場として食品残渣を無くすべく、他企業様とコラボし廃棄処理を削減しました。

商品開発においては、2月に量販店向けをテーマに「ほっき明太子和え」を発売、また4月には それまでに無かった ”旬” をテーマに「梅あわび煮貝」を発売しました。さらに6月には他社様とのコラボ商品として、鮑の肝を使った万能調味液「甲斐パンチ」、鮑の肝抽出液入りの干物(ほっけ・赤魚・しらす)を発売、多くの皆様の支持を得ております。

一方、販促面では6月にテレビCMをリニューアル、8月には公式LINEアカウント、YouTubeを開設しました。いずれも若年層やヤングファミリー層の皆様をターゲットにした取組みで、かいやという会社自体を知っていただくのに加え、採用向け、販売促進向けに公開しております。

 

「癸卯」の2023年、コロナ対策も4年目に入ります。今年は、コロナ前に戻るのでは無く、昨年を基準の年として、「新たな かいや」のスタイルを実現すべく下記を重点テーマに取組みます。
1.工場生産性の向上・効率化推進・・・人口減少もあり、人手不足は継続的課題。昨年末の「カゴ洗い機導入」に続き、「自動計量・真空包装機」導入など積極的な設備投資実施。
2.量販店向け商品開発強化・・・上記機械化を活用し、日配系買い回り商品や、常温ロングライフ商品の開発を強化(より多くのお客様に、かいやの味を知って頂く)。
3.製品管理の精度UP・・・昨年よりの継続案件として在庫管理のシステム化に取組む。それにより、鮮度向上は勿論、受注体制のスピード化、水産流通適正化制度対応のシステム化を行う。
4.人材育成と戦力化・・・中期的な視野のもと、新たなるリーダー体制の確立。及び、入社3年未満メンバーの戦力化推進すべく、社内教育をスケジュール化し実践する。

我が社も、世間の企業様同様に「世代交代」の時期となっております。若手の従業員が ①将来のビジョンが見え、②前向きな考え方で、③熱意を持って働ける。そんな企業になるべく、「やろう・やれる・やるぞ」の精神で邁進して参ります。
ちなみに今年の一字は「育」。人材を「育成」し、商品を「育む」べく従業員一同、頑張る所存です。

”鮑”を取り巻く環境は、昨年末の国際自然保護連合による「絶滅危惧種への分類」や、鮑の流通を明確にする為の水産庁による「水産流通適正化制度」によって 変化していく事と思われます。その中でも、鮑加工の専門業者として環境保護の実践と共に「鮑の食文化」を守り、広めていきたいと考えております。

今年も皆さまのご多幸をお祈りしますとともに、かいや をご愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。

株式会社 かいや
代表取締役社長  中村 敏

あわびの煮貝 かいや 中村社長

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